ユニパック


・中島秀樹(企画部)

・津田祥寿(企画部)

平成元年12.12 (株)ユニパック設立



(要約)

 メガドライブ参入に至った理由として挙げられるのは、まず今のところサードパーティーが少ないということ。
そしてハードとしても魅力的だということですね。 PCエンジンも確かに充実しているんですが、メガドライブは
16ビットマシンですし、手に入るロムの価格が他機種より安いというあたりが主な理由です。
 ユーザーは中学、高校生あたりが中心だと思いますが、他機種ユーザーよりも年齢は高いんじゃないでしょうか。
しかもゲームセンターでよく遊ぶような人たちが中心になっていると思います。あと、マークIII時代からついてきている
ような、独特のユーザーも見逃がせませんよね。

 メガドライブに関してはまあ、全体的にアクション、シューティングが中心になっていますね。やはりゲームセンター
から来たユーザーが中心ですから。でもこちらとしては、サラリーマンやマニアでないユーザーの方にも対応できる
ゲームを、提供していきたいと思っています。

 メガドライブソフトの開発は5人くらいで進めています。あと企画の段階でもう2人ほど加わりました。チームとしては
1チームになりますが。デザイナーなんかに聞くと、PCエンジンよりも使える色数が少ないと言ってますね。
16色4パレットですか。それが多少ネックになっているようです。音源としては家庭用関係では一番いいんで、
それなりのレベルのものが作れそうですね。

 周辺機器については発売されないとわからないという状況ですが、個人的にはディスクやCD-ROMには
興味があります。モデムは電話料金がネックになってしまうのが考えものですね。

 ゲームギアに関しては売れ行き次第で参入の可能性はあるでしょうね。性能はまずまずでしょうが、連続使用時間が
3時間というのが問題ですよね。スーパーファミコンに関しては、今の段階では何も見えないのでわかりません。
 メガドライブ第1弾の「XDR」は、本当に開発期間が短かったんです。企画は1月末くらいから始めて3月から
プログラムに入って、6月にはサンプルが上がりましたから。パッとやってパッとあがったという感じですね。
それで多少詰めが甘い部分があるんですが…。そんな感じですので、広報展開も余りできなかったんです。
XDRは、オプションモードを用意したり誰もが楽しめる程度のレベルにしています。今後はプレイヤーの腕にあわせて
自動的にレベルが変わる、AIのようなものもやっていきたいですね。年に1本、もしくは2年で3本くらいのペースで
いきたいです
。次回作は開発期間を長くとって、品質のよいものを提供していきたいと思っていますから。
XDRは弾がバンバン出て派手ですし、難易度的に上級者から初心者までどなたにも楽しめるようになっています。
シューティングの基本は押さえた作りになっていますので、期待して下さい。

                                                     (1990)