エストポリス伝記

¥8900   1993.6.25   タイトー/DISCO/ネバーランドカンパニー


(Ending)

ルフィア……
 ル、ルフィア?

剣をかまえて……-。

ルフィア……ルフィア
なんだろ?

この世に生まれて16年。私は
確かにルフィアだったわ……。
でもそれ以前……私はエリーヌ
でもあったのよ。

……俺は信じない。
信じられない!!

剣をかまえて、-。
四狂神が、あなたの敵である
ように、マキシムの血をひく
者は、私の敵なのよ!

ルフィア、どうしてお前が
俺の敵なんだ……。
敵は四狂神だ。お前じゃない!

私は四狂神の1人エリーヌよ。
ディオス、アモン、ガデスを
倒しても、私が残っていれば、
また3人は復活するわ!

―!!!

決着をつけましょう。
-。

やめろルフィア!!

-!
お願いだから―私を―!!

デュアルブレード!?
な、なぜだ!? なぜデュアル
ブレードが共鳴をおこす!?
俺は、ルフィアと戦う意思など
なかった!!

……-。

ル、ルフィア!

私、怖かったの……エリーヌの
記憶が次々によみがえってきて、
-の事をどんどん忘れて
いったわ……。

それで、俺の前から
すがたを消したのか?

で、でも……
私の名前を呼んでくれた時
まだ-の事を覚えてる
自分に…き、気付い…たの…。

あ、あまりしゃべるな……。

-、安心して。
これで、二度と四狂神は
よみがえらないわ……。

ル、ルフィア……。
しっかりしろ、おい!

-。私、エリーヌとして
生きた、長い時間より、ルフィア
として生きた、みじかい時間の方
が、ずっと…ずっと楽しかった…。

なに言ってんだよ。
これからだって、ずっと
一緒だよ、ルフィア。

-、私、まだ死にたく
ない……。
-のそばにいたいの…。

死なないよ。
ルフィアが死ぬわけ
ないだろう。

ほ、ほんと……?

ああ、本当だ。
本当だとも!!

そ、それじゃ、これからも、
ずっと一緒ね。……良かった。

ああ。
そうだとも、ルフィア。

…………

ル、ルフィア?

…………

おい! ルフィア!!
 ル、ルフィア―!!

-、虚空島が
落ちてるぞ!!

ここは危ないわ。
脱出しましょう!

-、早く!!

……ルフィア。

何やってんだ!
早く来い!



教授! 虚空島が降下を
始めましたぞ!

どこかに降りる
つもりなのか?

違いますな! 降下がコント
ロールされてません。
自由落下していますぞ!!

落ちてるだと!?
そうか、あいつら
やりおったな!!



長老、虚空島が!!

……わかっておる。
邪悪な波動が消えたのは
わしも感じておる。

それでは!

……うむ。
決着がついたようだな。

よかった……。

安心するのは、後じゃ!
村にかえって、腕の立つ者を
この塔に集めるのじゃ。
いそがなくては、間に合わない!

ははっ!



……終わった。

どうしたのですか?
アーティ様。

今、ようやく長き戦いに
決着がつきました。本当
の平和が来るのです。
 マキシム、セレナ、ガイ……
終わりました。
すべては終わったのです。



おじい様。

……ああ。
わかっておる。

ガイ様。地上は、もう
大丈夫です。
どうか安らかにお眠り
くだされ……。



-!!
脱出するぞ!!

-様!!
早く!!

危なかった……。

あと少し脱出がおくれたら、
あたし達も虚空島と一緒に
海の中だったわね。

-様!

よせ、ジュリナ!
今の-に
何を言ってやれるんだ?

だって……だって。

四狂神は倒した。
俺たちの旅もこれで終わりだ。
-を止める事は、
誰にもできない……。

それじゃ、あたし達これで
お別れなんですか!?
そんな、そんなの……。
-様……。



1年後……



ア、アグロス大尉。どこに行かれ
るのですか?
今日は、新兵教練があるんですよ。
大尉がいなくては、困ります!

今日は用事があるんだよ。
新兵教練は、お前にまかせた。
てきとうにやっといてくれ。

そんな!
私も、まだ新兵なんですよ。

うるさいな!
つべこべ言うひまがあったら
さっさと行け。命令だ!

は、はい!!



またせたな、ジュリナ。

……もう一年たつのね。
アグロス。

ああ。

-様
あれからどうしたのかしら?

さぁな。アレキアには
戻ってないみたいだし、
今は居場所もわからない。
……ただ。

ただ?

また、いつか会えるんじゃ
ねーかな。
そんな気がする。

うん。あたしも、そんな
気がしてた。
また会えるって。

……なあ、ジュリナ。
あの戦いから、ちょうど
一年たったし、お前に言い
たい事があるんだ。

な、何よアグロス。
きゅうにあらたまって。

お前…………いつまで
この街にいる気だよ?

はぁ?

『はぁ?』じゃねんだよ!
一年前、行く所が無いって
言うから、俺の街に連れて
きたんだぞ。
 なのに、お前は新しく
住む街をさがそうとも
しないじゃねーか!

何よ! あたしがいたら
迷惑だとでも言うの!?

迷惑だ! お前がいるおかげで、
俺は軍に服役しなくちゃ、食う
事もできねぇんだぞ!

あたしだって、自分の
食べる分くらいは、
かせいでいるじゃない!

2人で住んでりゃ、色々と金が
かかるだろうが!
それに、お前と同居してるおか
げで、俺には恋人も出来ない!!

あたしが、いなくても
アグロスには恋人なんて
出来ないわよ!

一年たっても、全然
かわいくならねーな!
お前は!

アグロスなんかに、カワイイと
思ってもらわなくても結構です!

その態度が、かわいくないって
言ってんだよ!



……アルスの村か。
そういえば、ルフィアの
好きな、プリフィアが
さいていたっけな……。
 ―!!

こんにちは。
旅のおかたですか?

えっ、ええ……。
-と言います。
一年前から世界中を
旅しているんです。

まぁ、世界中を。
私は体が弱くて、この村からあまり
遠くに行った事がないんです。
うらやましいですわ。

……あ、あの、いきなりで
失礼ですけど、お名前を教えては
いただけませんか?

ルフィアと申します。
この村で、おじい様と
一緒に住んでいますの。

ル、ルフィア……。

あの……私の名前が、何か?

い、いえ……。

……? あっ、おじい様!
おじい様。こちら、-
さん。世界中を旅して
いらっしゃるんですって!

これは、これは。こんな小さな
村に良くおいでくださった。
何も無い村ですが、ゆっくり
して行って下され。

ねぇ、おじい様。よろしければ
ウチに泊っていってもらったら
どうかしら? 私も、外の世界の
お話が聞きたいし……。

おお、それは良い!
どうじゃな、-殿。
一つ、孫娘に外界の話をして
やっては、くださらんか?

ええ。
私の話でよければ、
よろこんで。

うわぁ! ありがとうございます。
それじゃ、私は、お茶の準備を
してきますね。

フレイクさん!
彼女は……彼女は
一体、誰なんです!?

彼女は……ルフィアじゃよ。

そんな……ルフィアは、一年前に
俺が……この手で……。

虚空島から落ちるルフィアを、
わし達がこの村に転移させた。
体はひどく弱っていたが、なんとか
一命は取りとめる事が出来た。

それじゃ、
彼女は……本当に……。

彼女は、間違いなくルフィア
じゃ。ただ、魔法が使えな
くなっておる。

魔法がつかえない
ですって……?

今の彼女は、どこにでもいる、
普通の女の子じゃ。

でも、どうして……。

デュアルブレードの力だろう。
あの剣は精神波動の状態によっ
て、さまざまな力を出す。
デュアルブレードの波動が、
彼女のすべてを消しさったのだ。
神としての能力も…そして記憶も。

ルフィアのすべてを
消したですって!?
そ、そんな事が……。

間違いない。
わし達が助けたときのルフィアは、
言葉すら失っていたのだからな。

そ、それじゃ、
今のルフィアの記憶は?

最低限の記憶だけ、
わしが魔法でうえ付けた。
……だが、しょせん
いつわりの記憶じゃ。

そうだったんですか……。
でも、なぜ、そうまでして
ルフィアを?

さぁ、どうしてかの……。
ただ―

おじい様。-さん。
お茶がはいりましたよ。
家に入って、一休みして下さい。

おっ! このかおりは、シナモン
ティーじゃの。いつもは、面倒くさ
がって入れてくれんのに、どういう
かぜのふき回しかな?

えっ。その、せっかくお客様が
いらしてくれたんだから、
精一杯のおもてなしをしたいと…。

わしの友人が来た時には、
普通のお茶しか
入れてくれんのに……。

そ、そんな事は……おじい様の
御友人がいらした時にも、ちゃんと
やってますよ!

はっはっはっ。よいよい。
わしの友人相手じゃルフィアも
はり合いがないのは、良くわかる。
 その点、-殿は、
ちょうどルフィアとつりあいが
取れる歳じゃしな。
気合いが入るのは良くわかるぞ。

えっ、その……もう、おじい様。
変な事言わないで下さい!
すみません、-さん。
気にしないで下さいね。

ほう。それでは、ルフィアは
-殿が、気に入っては
おらんと言うのか?

そうは言ってません!!
……えっ、いや、だから
あの……とにかくお茶に
しましょう!!

……ルフィアだ。
彼女は、本当に
ルフィアなんですね。

ああ……。
だが、お前さんが知っている
ルフィアとは別の人物じゃ。

……いいんですよ。
ルフィアが生きていれば
それでいい。

記憶が無くてもか?
お前さんとの想い出も、
今はないのだぞ……。

想い出は―
―また、作れば
いいんですから。

2人で、何を話しているの
ですか?
お茶が冷めちゃいますから
早く来て下さいね。

さぁ、行きなされ、-殿。
ルフィアが待っておるぞ。

はい。


(Staff Roll)

<STAFF>

SCENARIO

MASAHIDE MIYATA

MAIN PROGRAM

N. UKEDA

BATTLE PROGRAM

A. SZU
NAMINAMI

WORLD BG WORK

BURIO
BARIO

CITY BG WORK

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CHARACTER DESIGN

M. SATO

MONSTER DESIGN

T. MATSUMOTO

MUSIC

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AKI ZAITSU
NAOMI KURODA

MANAGEMENT

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TAKESHI GOHTANI

MAP WORK

SAY. M
MIKI MISAWA
KANAE SAKAMOTO

TAITO STAFF

T. NISHIKADO
NORIO ICHINOHE
BLASTMAN

SPECIAL THANKS

T. FUJISHIRO
T. NAGAMI
Y. NAKAJIMA

DIRECTOR

MASAHIDE MIYATA

<NEVERLAND.C>

BIOGRAPHY OF
ESTPOLIS

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PRESENTED BY

TAITO